アパート探しの基礎知識〜初期費用の相場と内訳〜
幸手市周辺で賃貸アパートをお探しのお客様から、店頭へお越しになる際に”初期費用”についてのご質問を多くいただきます。
希望に近い家賃の物件が見つかっても、初期費用が予算をオーバーしてしまうと物件探しが振り出しに戻ってしまうこともあるかもしれません。
「更新日前に引越したい!」や「転勤の辞令がでたから早めに部屋を決めたい!」と皆さまが抱える事情も様々あるなかで、物件探しが行き詰まるのは避けたいですよね。
今回のコラムでは、「賃貸契約の初期費用って一体どのくらいかかるのだろう…?」、「一人暮らしを始めるにあたって初期費用も含めて両親に相談したい!」等、費用に対してのご不安を感じている方向けに初期費用について項目別に分けてお伝えします。
1 初期費用の内訳
初期費用として、支払いを要するものは下記8項目あります。
初期費用の内訳や大まかな金額を把握して、お部屋探しにお役立てください。
1.1 敷金
修繕費用が発生した場合や退去時の掃除代、家賃の滞納時に充てるお金です。借主は担保として預けるので、退去時に修繕が不要な状態で、家賃滞納もない場合には借主に全額が戻ってくることを前提としています。
幸手市周辺の賃貸アパートの傾向は、「敷金なし」の賃貸物件の割合が多くなっています。
1.2 礼金
大家さんへのお礼金として賃貸物件の契約時に支払うため、返金がないお金です。
幸手市周辺の賃貸アパートは、「礼金なし」の割合の方が多い傾向ですが、礼金がある場合は家賃の0.5〜1ヶ月分程度の金額設定が多くなっています。
1.3 定額クリーニング費用
退去時の掃除費用を賃貸物件の契約時に支払っておくお金です。
お部屋の広さによって清掃の範囲は異なるため、お部屋の広さによって金額は変わります。
クリーニング会社が特殊な薬剤や道具を使用して清掃することで、次の入居者が気持ち良く入居できるようになります。
また、基本的には賃貸物件の退去時に、故意に壊したり過失で汚したり等がなければ定額クリーニング費用の追加料金は発生しません。
「敷金・礼金なし」の賃貸物件には、定額クリーニング費用が設定されているケースが多くあります。
幸手市周辺の賃貸物件は、「敷金・礼金なし、定額クリーニング費用あり」とされている割合が多い傾向です。
フレンドホームの定額クリーニング費用は契約時ではなく、後払いになるので何かとかかる初期費用を抑えることも可能です!
1.4 前家賃
初期費用として、予め翌月分の家賃を支払う必要があります。敷金・礼金などの諸費用とともに、翌月分の家賃も支払うのが一般的です。また、契約月の途中から入居し、家賃が発生する場合には入居日からその月末までの家賃を日割り計算した金額と、翌月分の家賃を一緒に支払います。
■月の途中からの賃貸契約の場合
→ 入居日からの日割り家賃と翌月の1ヶ月分の家賃が初期費用として必要です。
例:11月21日からの契約の場合:11月21~30日の日割り家賃+12月分の家賃
■1日から賃貸契約の場合
→ その月の家賃の1ヶ月分が初期費用として必要です。
例:11月1日からの契約の場合:11月分の家賃
1.5 火災保険(住宅総合保険料)
火災保険は、自宅が火災をはじめとする災害やトラブル等で、家や家財が燃えてしまったり、破損した場合に備えるための保険です。
賃貸住宅の「建物」は大家さんが火災保険に加入しているので、賃貸契約で一室を借りている場合には「建物」の補償を検討する必要はありません。
しかし、「不測の事故による大家さんをはじめとする第三者への損害賠償責任」や「上の階からの水漏れ」、「他人の部屋からの出火によるもらい火」などによって、ご自身が所有する家具や家電、衣類などへの損害については自己で備えておく必要があります。
万一、火事を起こしてしまい、賃貸物件を原状回復した状態で大家さんに返せなくなった場合には損害賠償責任が発生します。
賃貸住宅であっても、非常に高額になる可能性があるので、大家さんへの賠償責任のために火災保険に加入する必要があります。
また、隣家などからのもらい火でご自身が所有する家財が損害を被っても、出火元には損害を請求できないことが民法で定められています。そのためもらい火による損害に対しては、自己で備える必要があり、火災保険への加入は必須となります。
幸手市周辺の賃貸アパートの火災保険の費用は、「18,000円〜22,000円/2年」が目安です。
1.6 仲介手数料
賃貸物件を仲介(物件案内・契約条件の交渉・重要事項の説明・契約の締結など)の取引を成立させた対価として管理会社に支払う手数料です。
フレンドホームの仲介手数料は「家賃1ヶ月分+消費税」です。
1.7 鍵交換代
鍵の種類によって異なりますが1〜2万円程度が目安です。防犯性の高い鍵やワンドア・ツーロックの賃貸物件の場合にはもう少し高額になることもあります。
フレンドホームの物件の鍵交換代は18,700円(税込)です。
賃貸物件によっては、入居者とオーナーの双方の合意があれば、鍵交換なしで入居ができる賃貸物件もありますが、前入居者が合鍵を作っているケースもあるので、フレンドホームの管理物件では鍵の交換は必須となっています。
心弾む新生活は安心して迎えたいものですよね。
1.8 保証会社保証料
物件へ入居可能かを審査する際に、連帯保証人を立てる代わりに家賃保証会社を利用する場合の利用料です。万一、家賃の滞納が発生した場合に、借主の代わりに保証会社が家賃を立て替えて管理会社に支払います。
また、最近では「親や親戚に連帯保証人を頼み辛い」、「両親が高齢や無職などで頼めない」など、連帯保証人を立てることのハードルが以前より高くなってきているため、連帯保証人の代わりに保証会社と契約するケースが一般的になってきています。
保証会社と契約するには審査を受けて承認を得る必要がありますが、連帯保証人を立てずに契約できるので、身寄りがない方や高齢の方でもお部屋を借りられます。
また、保証料は保証会社によって金額が異なります。
主には「初回保証料が必要」、「1・2年ごとに更新保証料が必要」、「保証料が毎月必要」などです。
フレンドホームの提携保証会社を利用した場合の費用の一例は以下の通りです。
■初回保証料を支払う場合(2年毎に更新手数料も必要)
・初回保証料は、家賃総額の50%が必要です。
例:家賃総額(家賃(40,000円)+共益費(3,000円)+駐車場代(4,400円))×50%
=初回保証料(23,700円)
・2年毎の更新手数料は、家賃総額の25%が必要です。
例:家賃総額(家賃(40,000円)+共益費(3,000円)+駐車場代(4,400円))×25%
=初回保証料(10,750円)
■毎月保証料を支払う場合
毎月保証料は、家賃総額の1.08%が必要です。
例:家賃総額(家賃(40,000円)+共益費(3,000円)+駐車場代(4,400円))×1.08%
=初回保証料(511円)
2 まとめ
以上、「アパート探しの基礎知識〜初期費用の相場と内訳〜」はいかがでしたでしょうか?賃貸物件を借りる時に初期費用としていくら必要なのか項目別に把握しておくと、新生活に必要なお金をイメージしやすいのではないでしょうか。
以下は、概算計算書(税込)のサンプルです。こちらをご参照いただくことで、賃貸物件にかかる初期費用のイメージをより具体的にお伝えできればと思います。