『オンラインで内見♪』メリット・デメリットは?
最近よく聞く、物件の「オンライン内見」。これまで物件を内見するときは実際に見に行くことが主流でしたが、実際に足を運ばなくても内見希望者に代わって不動産会社のスタッフが現地へ行き、映像や音声で物件を紹介する「オンライン内見」も需要が急拡大していますね。
今回は、インターネットの接続環境があれば、外出自粛の最中でも自宅に居ながら安心して物件探しができるオンライン内見のメリット・デメリットをお伝えします。
目次
1:オンライン内見のメリット
1.1:遠方の物件も気軽に内見ができる
九州から本州への転勤が決まった!といった長距離の移動を必要とする際も、飛行機や新幹線のチケット、宿泊先を用意せずにオンライン内見は気軽に物件探しができます。
そういった長距離の移動を要する内見ですと、少しでもスケジュールを押してしまうと帰りの飛行機に間に合わないかも!と足早になってしまい、物件情報を整理しようとする時に、「あれ?ここってどんなだったっけ?」と記憶が曖昧になってしまうことも起こりえます。
また、子どもが小さいうちの外出はお昼寝などのタイムスケジュールを気にしたり、手荷物が増えたりと簡単ではないこともありますよね。オンライン内見は子どもがお昼寝している間に、自宅からサクッと物件の内見ができちゃいます。
1.2:離れて暮らす家族や恋人とも一緒に内見ができる
単身赴任中のご家族や、結婚・同棲などで同居をお考えの恋人とも日時を合わせて、物件で待ち合わせして・・・といった事をせずに、お住まいの距離が離れていても一緒に気になる物件をオンライン内見できます。
「なかなか一緒に見に行ける日にちがないな‥」と離れて住んでいるからという理由で諦めず、「一緒に暮らすお部屋だからこそ、一緒に確認したい。」そんな希望も叶えてくれるのはオンライン内見ならではですね。
1.3:写真より詳しく物件について把握ができる
インターネット等で物件の下調べをする際は、サイトに掲載されている間取り図や写真を参考にして、お部屋探しで重視する箇所を念入りにチェックされるかと思います。
「玄関からリビングまでの廊下の長さってどれぐらいなんだろう?」や「このカウンターキッチンから壁面まで、どれぐらいゆとりがあるのかな?」と思っても、図面や写真といった平面上の情報ですと、おおよその想像でしか把握が困難ですよね。
映像の場合は、気になる箇所の大きさや長さ、陽当たりにおけるお部屋の明るさ、全体の雰囲気といったお部屋全体における構造や特長を把握しやすいこともメリットの1つです。
2:オンライン内見のデメリット
2.1:物件の周辺環境や匂いについて把握しづらい
物件を探す際、お部屋の造りや雰囲気といった内装の他に周辺環境も気になるところですよね。現地内見の場合は、ゴミ出し場の清掃は行われているのか、周辺にはどんな方が住んでいるのかな?など気になる箇所へご自身の視点を積極的に向けるかと思います。
オンライン内見の場合は、周辺からの騒音はどうなのか、探しているお部屋の隣近所にはどんな方が住んでいるのか、エントランスやお部屋自体の匂い、物件の近くに飲食店があって終日匂いがするのかなど、内装以外の部分にご自身の視点を向けられず感覚的な把握が困難になることも多くあります。
そういった場合には、事前に希望を伝えておくと良いでしょう。
例えば、オンライン内見するお部屋が駅に近い場合は電車の往来数によっても騒音に対する感じ方は変わりますよね?オンライン内見中に窓を開けて、”電車の往来数はどうなのか”や”電車が通るときの音のボリュームはどうなのか”をチェックできるように伝えておくと、リアルタイムでの確認作業が可能になると思います。
2.2:使用しているネット環境によっては音声や映像が不安定になることも
オンライン内見をスムーズに進めるには安定した音声や映像が何より重要ですよね。
そのためには現地に赴いている不動産会社のスタッフと、物件探しのお客さま双方の安定したインターネット環境が必要となります。「ここは絶対念入りに見ておきたい!」と思っていた箇所になって「接続が不安定になってしまった(泣)」なんてことは避けたいですよね。
また、自宅にWi-Fiが通っていない場合には通信費がかさむ恐れがありますので、その点には注意が必要となります。
3:オンライン内見につぐ変化
『重要事項説明』も近年ではオンライン内見に併せて、『IT重説』に変化しています。
これから初めて賃貸物件にお住まいになる方は「え?重要事項説明ってなに?」と思いますよね。『重要事項説明』とは、入居したい物件を契約する前に、宅地建物取引士の資格を保持する不動産会社のスタッフより、契約上重要な事項を説明することをいいます。その際に、説明した内容を記載して、契約する方にお渡しする書面を『重要事項説明書』と言います。
これまで『重要事項説明』は内見と同様に”対面”で行われることが通例でした。
しかし賃貸契約では2017年10月1日より、遠隔で行える『IT重説』の運用が可能となりました。さまざまな社会情勢の変化によりオンライン内見の需要が急拡大した現在、『重要事項説明』においてもインターネットを介したやりとりが可能となったことは、新型コロナウイルス感染症予防の面においても大きな変化だと言えると思います。
フレンドホームでは『IT重説』にも対応しておりますので、ご希望の際は予めお申し付け下さいませ!
4:まとめ
いかがでしたか?今回は『オンラインで内見♪』のメリット・デメリットについてご紹介しました。
物件を内見する際に、お部屋の陽当たりや収納の数・大きさ、周辺環境など重視する点は人それぞれです。外出が難しい昨今、生活環境やスタイルに合わせて現地内見もしくはオンライン内見を選択して、楽しく!負担なく!物件探しを進めてくださいね。
いずれかの方法で内見することが決まったら、以前お伝えしました”ここを押さえよう!〜アパート内見時の要チェックポイント4選~”を前もって参照しておくと、よりスムーズにお部屋の内見ができると思います^^