自分好みの住まい♪戸建て賃貸でDIYはできるの?
TVやSNS、雑誌でよく見かけるDIY特集。
賃貸物件は現状回復してから退去するのが前提のため、DIYは出来ないのでは?といったイメージがありませんか?日々を過ごしていくうえで、「リビングをこんな感じの雰囲気に変えたいなぁ」と思うこともあるかもしれません。自分好みに変えると、1日の多くを過ごすリビングでのひとときも今より一層心休まる時間になるかもしれませんね。
今回はDIY可能な戸建て賃貸のルールや、取り入れやすいDIYのグッズについてご紹介します。
1:DIYとは?
「Do It Yourself」の略語で、「自分でやってみよう」という意味です。専門の業者に託さず、内装を変えたり使い勝手に合わせた家具を作ったりと、お部屋のインテリアを自分好みにカスタマイズしていくことを言います。
「家具は店頭やネットから買うものじゃないの?」、「内装を変える作業は業者に依頼するものじゃないの?自分でやるのは難しそう・・・」と感じる方もいらっしゃると思います。
以前に比べて、ホームセンターの他に100円ショップにも手軽に取り入れられるDIYグッズが豊富に揃っているので、時間や手間はかかりますが、業者への委託より費用を抑えられ、作り上げていく楽しさや出来上がった達成感が味わえるのもDIYの魅力でしょう。
また、近年では動画サイトにて”初心者向けのDIY”や”女性一人で簡単にできるDIY”というようにDIYに関する動画も多くあげられています。
「初めてのDIY、何から手を付けていいのか分からない(泣)」、「時間がないから2.3日かけてDIYしようと思っている。」といった方も、都合の良い時間帯に動画を観ながら、観たいシーンを何度も反複しながらDIYに挑戦できることは嬉しいですよね。
※専門の資格を要する電気系統や、住宅の基礎・構造といった部分はDIY出来ませんので専門の業者に依頼して下さい。
2:戸建て賃貸でDIYは可能なの?
「いつかは自分好みの注文住宅を建てたいけれど、転勤が多いから当面は建てられないな。」といった事情で戸建て賃貸にお住まいの方もいらっしゃいます。
持ち家と違って、『賃貸借契約』が存在する戸建て賃貸。以下の2点に注意頂ければDIYは可能です!
2.1:原状回復義務
「賃貸住宅を退去する際にお部屋を入居時の状態に戻す」という内容です。物件により内容の詳細は異なります。
原状回復必須の物件の場合は貼って剥がせる壁紙や、釘・押しピンを使わずに取付可能な棚などの原状回復が可能なグッズを使用すれば退去時の追加料金がかからないでしょう。
原状回復が不要な物件の場合は、建物の構造部以外のアレンジ可能なケースがほとんどです。床や壁を傷つけないように・・・と気にせずに自分好みにDIYを楽しめちゃいます♪
DIY前に居住中or居住予定のお部屋が原状回復義務があるのかを、あらかじめ管理会社もしくは大家さんへ確認しておくと安心ですね。
賃貸物件へお住まいの場合、自己判断はトラブルになりかねませんので、些細なことでも事前に確認をして正しい情報を得ておくことは大切なことだと思います。
2.2:内装制限
建築基準法や消防法、この両方の法律により内装制限の規定が定められています。
内装制限とは「建物内部で火災が発生した際に、内装が激しく燃えて火災が広がったり有害なガスを発生したりして建物内部にいる人の避難を妨げないようにする」ために定められたルールです。
こちらについても『2.1 の原状回復義務』と同様に物件それぞれによって内容が異なります。
一般社団法人HEAD研究会によって無料公開されている賃貸DIYガイドラインver.1.1に記載されているフローチャートをチェック頂ければ、DIY予定のお部屋の内装制限の有無や使用可能な内装材料についても確認が出来ます。
DIYを楽しむなら、安全にも最大限に気をつけて自分好みにアレンジしたいものですね。
3:便利なグッズやスペース
本格的なDIYをお考えの方には電動ドライバーや電動のこぎり、かなづちといった道具が必要アイテムになるかと思います。
「この壁紙をカフェ風にしたいな」「寝室の雰囲気を変えたいな」といった方には本格的な道具を使用せずとも、貼って剥がせるシートタイプもありますよ!壁紙を自分好みに変化でき、飽きた時・退去の時にも簡単に元に戻せます♪
また、「やってみたいけどDIYの道具を持っていないし、作るスペースがない」という方にはホームセンターの工作室もあります。その店舗で購入した材料や商品を加工するスペースです。道具や機械、エプロンのレンタル、スタッフのサポートを受けながらDIYの道具や場所を提供してくれます。レンタル料金やスペースの有無はホームセンターの店舗により異なりますので、ホームセンターのHPにてチェックしてみてください。
一人で取り掛かるには不安だなと思われる方も、スタッフのサポートも受けながら取り組める環境があると心強いですよね。
いずれもDIYにおいて注意しておいた方がいいことは、『火災の危険性』です。
例えば、「ガスコンロテーブルの色を変えたいから、ガスコンロ周りをDIYしようかな?」と取り掛かるのはSTOP!
ガスコンロは皆さんご存知のとおり、火を使う場所です。特にキッチン周りのDIYに関しては”料理中に引火しないか”、”燃えやすい素材のものを使おうとしていないか”という点に気を付けていただければと思います。
4:まとめ
いかがでしたか?本日は「自分好みの住まい♪戸建て賃貸でDIYはできるの?」についてお伝えしました。SNSやTV、雑誌でも数多くの情報が発信されているDIY。
「動画を観ながら初めてDIYしてみよう!」や「本格的な道具を持っていないし、作業できるスペースが無いから、ホームセンターの工作室に行ってみよう!」と初めてDIYする方、道具や場所を確保できないがために諦めていた方も挑戦しやすい環境が整って来ている昨今。
ちょっとした雰囲気を気軽に変えたり、本格的に内装を変えたりと様々なツールで多種多彩にアレンジも可能ですよね。お部屋をより一層リラックス出来る空間、在宅ワークしやすい内装へと自分好みにカスタマイズを楽しんでください。