アパートの音漏れ!〜取り入れ簡単な防音対策をご紹介〜
アパートなどの集合住宅にお住まいの方、これから住む予定の方も気になることの一つと言えば『防音』に関することではないでしょうか?
幸手市周辺でアパートをお探しのお客様からも、「上の階の足音などの生活音が気になって、落ち着かないから引越したい。」とお悩みの声を頂戴するケースもあります。
他の部屋から音が聞こえてくるということは、こちら側の音も漏れていることも考えられます。以前、木造アパートのメリットなどをお伝えした際に5つほど対策を記載しましたが、木造や鉄骨といった、建物の造りや築年数によっても防音性は多少の差が生じるものです。
家にいる時間をリラックスして気持ちよく過ごせるよう、本日は防音対策の内容についてより詳しくお伝えします。
1:それぞれの種類について
ホームセンターやネットショップを見てみると、色んな名称の防音グッズがありますよね。吸音パネルや遮音シートetc。「自分が住んでいるアパートにはどんな対策が向いているのか?」とは簡単には分かりづらいもの。防音における内容の違いや、音の種類について2項目に分けてみました。
日中や夜間、どんな音漏れが気になるのか?どこからの音漏れが気になるのか?いま現在の環境下と照らし合わせて参考にしていただければと思います。
1.1:吸音と遮音
吸音とは漢字の通り、音自体を吸収してくれる効果があると言われています。
一方、遮音とは音を光のように反射することで外へ漏れにくくすることです。
1.2:空気伝搬音と固体伝搬音
空気伝搬音は、隣室や室外から窓・壁を通して入ってくる『話し声やテレビの音、楽器を弾く音』などを指します。
一方、固体伝搬音は階上の方の『足音や物を落としたり、椅子やテーブル類といった家具を動かしたりしたときに発する音』などを指すと言われています。
2:防音対策すべき箇所とグッズについて
「賃貸アパートはなかなか自分で対策するのは難しいんじゃない?DIYくらい細かく準備するものがあるの?」と思う方もいらっしゃいますよね。
原状回復が義務付けられている賃貸でも、気軽に取り入れ可能な防音グッズがあります。
DIYまで本格的にいかずとも、置くだけ・貼るだけという簡単なグッズも多数販売されています!
対策したい箇所と適したグッズをみていきましょう。
2.1:床
お住まいのお部屋に階上がない場合、下の階にどれくらいの音が響いているのか分かりづらいですよね。
アパートやマンションなどの集合住宅に住む以上、皆さんそれぞれに音にはなるべく気をつけて日々生活されていると思います。しかし四六時中、音に関して気を張っておくのは難しいですよね。「間取りや立地もとても気に入って住んでいるアパートだけど、最近ポストに足音が煩いって手紙が投函されていて暮らしにくく感じてきた。」なんて悲しいことにならないよう、以下のようなグッズを用いると防音対策に一役買ってくれるかもしれません。
小さなお子さまやペットがいらっしゃるご家庭では「静かに歩いて!」、「飛び跳ねないで!」とは難しいものです。
小さなお子さま、犬や猫に「じっとしてて!」といって、その通りにできた!は不可能ではないでしょうか?何度も注意するのは、注意する側だけでなく、注意される側もとても疲れてしまいますよね。
お部屋の広さに合わせて防振・防音マットやカーペットを用意すると、おもちゃを多少乱雑に扱ってしまったり、うっかりテーブルから食器類を落としてしまっても、音だけでなく、床に傷がつくのも防いでくれますね。
切り売りしている物や、厚みが選べるタイプもホームセンターやネットショップにありますので色んなタイプをチョイスできます!
物件によっては、居室空間に洗濯機置き場が設けてあることも。洗濯機は音だけでなく、振動もなかなかのボリューム。洗濯機の下にも防振マットを敷くと一層安心ですね。
2.2:窓やドア
「夏や冬はエアコン付けているから窓は開けない。」という観点から見落とされがちな窓。
実は窓を閉めていることが多い夏や冬でも、サッシの隙間から入り込んでくると言われています。
窓に防音対策を講じると、冬場の冷たい風も防げて一石二鳥ですよ♪
「住んでいるアパートが道路に近くて、窓を閉めているのに時間問わず車やバイクの走行音が気になるんだよね。」という場合は特に、外から伝わる防音対策として窓をチェックしましょう!
防音カーテン、遮光カーテンを使用すると、音を吸収したり遮ったりする効果だけでなく、紫外線を遮光してくれます。音だけでなく、夜間に気になりがちな車やバイクのライトも遮ってくれると睡眠時間の妨げ防止にもなりそうですね!
その他、窓と同様に隙間があるところは、なんとドアです!
ドアも素材によっては、思ったより開閉音が響いていることも。
ドア周りに巻いて開閉音を軽減してくれるテープもありますが、使用する際にはマスキングテープを貼った上から貼り付けると貼替えや退去時にも安心ですね!
「いや、開閉音はそんなに気にならない」という方も、ドア下用の隙間テープを使用すると、冬場に玄関や廊下から入ってくる冷たい風も防いでくれるでしょう。室温をキープしやすくしてくれると電気代や灯油代の節約にも繋がるかもしれませんね!
また、ご家庭に受験生や夜勤勤務の方がいらっしゃる場合、『集中したい学習時』や『賑やかな時間帯の昼時に睡眠をとれるように』と、家庭内の音漏れを防ぐという意味合いでの防音として役立ってくれると思います。
2.3:壁
住んでいるお部屋が角部屋なのか、それとも両隣にお部屋があるのか。お部屋の位置も、お部屋内の家具や家電の設置場所も各家庭によって違いがありますよね。それによっても感じる音漏れの度合いも違いがあるもの。
「お隣さんがTVを置いているであろう壁際にうちはベッドを置いているから、お隣さんのTVの音量が気になって毎日なかなか寝付けないんだけど…」と家具や家電の配置に頭を抱えてしまうお悩みも生じがちな壁。
防音対策として近年はプロに依頼せずとも、自分で設置しやすい商品が増えています!
防音パネルや吸音パネル、フェルトタイプの物もあり、賃貸物件向けにもさまざまな名称で販売されています。
こちらも壁に設置するとなると、「どうしよう!退去するから、シートを剥がそうとしたときに壁紙が剥がれてしまった(泣)」ということにならないよう、接着面にマスキングテープを貼ってから対策を施すことをオススメします。
壁用の防音対策の商品のなかには、虫ピンで設置したり、家具の後ろに立て掛けたりといった方法で使用できる物もあります。
取り入れやすさや生活スタイルに合わせて選んでみるといいかもしれませんね!
3:まとめ
いかがでしたか?
おうち時間が増えた昨今。「隣の部屋がうるさいから引越したいな。」、「足音に気をつけているけれど、階下の人が天井をつついているのか、床から音がしてくる(汗)」なんてことは避けたいですし、お互い気持ちよく過ごしたいですよね。
「うちは木造だから、防音対策をしっかりしないと!」と、片っ端からアレコレ防音対策しようとすると手間と費用がかさみがちです。
他の部屋からと自分の部屋から発するどんな音が気になるのか、家族構成や生活スタイルと照らし合わせて防音対策してみましょう!
本日お伝えした内容が、快適な毎日を送るお手伝いになれればと思います。