子連れ引越しのポイント!
「いま引越し準備中!」や「今週引越しをする!」という方も多い時期になりました。
就職、異動、転職によって新生活を始める!という大人と同様、4月からの入園や転園、入学や転校を控えている子ども達も多い季節ですね。
一人暮らしや二人暮らしでの転居に伴う引越し作業はとても大変。お子さまがいらっしゃる方は、『引越し』に関してネックになりがちではありませんか?
本日はお子さまの対象年齢を乳幼児に絞り、乳幼児を連れての『子連れ引越し』に関するポイントを、引越し作業と搬入後に分けてお伝えしたいと思います。
目次
1:子連れ引越し作業のポイント
単身や大人2人の引越しと違い、子連れの引越しとなると、利用する業者や作業の進め方、子どもに関連する手続きという項目が追加されることが多くあります。
具体的にどのような業者やサービスを利用し、注意しておくことがあるのか、子連れ引越しの作業におけるポイントを2点に絞りました!
1.1:預けて一気に詰める
ご主人や奥様の実家や親戚など頼れる身内が近隣に住んでいる方は、荷造りをする期間は預けて作業を進めると良いかと思います。
荷物の梱包は力作業でもあり、荷物を詰めた段ボールに興味を持ち、手を出したり積み上がった段ボールに乗ってみたり。危険と隣り合わせになるシーンが多々起こりえます。
また、日常生活を送りながらの引越し作業は気力体力ともに使いますが、お子さまの月齢や年齢によっては授乳や離乳食、オムツ替えとお世話をすることに時間を割きがちになるので、その都度作業中断してしまい、『効率よく荷造り』が容易ではない為。
もし、近隣に頼れる方がおらず、保育園や幼稚園に入園していないお子さまがいらっしゃる方は一時保育を利用するのも一つの手段です。
1.2:外注で作業効率UP
前述では「子どもを預けて、自分たちで荷造り」のパターンでしたが、ここでは外注での作業について触れていきます。
外注サービスで引越しにかかる荷造りを進めるには大きく2つ!
引越し業者の『らくらくパック』というサービス。
引越し業者の『らくらくパック』は通常の引越し作業パターンと異なり、荷造り→運び出し→運送→運び入れ→荷ほどきと引越し作業の工程を引越し業者が担うという内容です。
もし、荷物の運び出しと搬入のみを引越し業者に委託する予定の方や、運び出し〜搬入までも全てを自分達で作業する予定の方は、家事代行サービスを利用しての荷造りを進める方法もあります。
引越し業者もしくは家事代行サービスでの『荷造り作業』を利用すると、保護者の方の負担も軽減されますね。
2:これだけは手元に!
「これは絶対毎日使う!」というアイテム皆さんありませんか?
大人でもメイク用品や髭剃り、ドライヤーなど特に身支度に関するアイテムは日常の生活ではもちろんのこと、旅行にも持ち歩くと思います。
大人同様に、それらは子どもにもありますよね。ミルク、離乳食、カトラリー類、食事エプロン、オムツに至るまで、1日のうちでも利用回数が多い物って結構あるんです。
ミルクは個包装タイプのもの、離乳食は常温保管が可能な市販のもの、乳幼児が飲めるお茶などを引越し前に少し多めに買っておいてもいいですね。
また、大人より体温が高く、体温調節が未熟な乳幼児は着替えをする回数も多くなりがち。
運び出しがスムーズに済むように全てを詰めず、引越し前日〜引越し翌日辺りまで少し多めに見積もって、旅行カバンやスーツケースにいれておくことをオススメします。身軽な引越しとは言えないかもしれませんが、いざ必要なときに取り出しやすいよう、手元に持ち運び荷物として確保しておくと万が一にも備えられて良いですよね。
3:搬入後はこれがポイント
大人だけの引越しだと、搬入後はバタバタと荷ほどきに徹しますが、子連れ引越しは搬入後もしておくべきことがあります。
搬入後にしておくべきポイントを4点お伝えします。
3.1:ケア
人見知りしがちな子もそうでない子も『引越し』という、今までの生活とガラッと変わる出来事は心に大きな負担がかかりやすいと言われています。
大人でも新生活は慣れるまで、気疲れも含めて何かと疲労がたまりがち。
子どもも同じです。夜泣きやおねしょ、体調が優れないなど目に見えるサインで訴えてきたときは、家族で協力して寄り添ってあげられるといいですね。
もし家族で協力が難しい際には、自治体の子育て支援を活用するといった策を講じてみるのも一つの方法。
目に見えるサインがなくとも、日中や寝る前にギューっと抱きしめてあげたり、言葉をかけてあげたり。少しだけでも不安を取り除けるよう、ケアの時間を設けることは『子連れ引越し』においても重要なポイントの一つと言われています。
3.2:周辺環境をチェック
大人だけの引越しの際、「新しいアパートの周りは何があるかなぁ?」と事前にリサーチしたり、転居後に周辺を散策したりとワクワクした気持ちで周辺環境をチェックしませんか?
『子連れ引越し』におけるチェックしておきたい施設は3つ。
■小児科や総合病院などの医療機関
環境の変化で引越し当日に発熱したり、怪我をしたりというアクシデントもつきものな『子連れ引越し』。転居先のアパートから徒歩もしくは車で行ける距離に小児科や子どもの急患を受付可能な総合病院があるかどうか、万が一に備えて把握しておくことがとても大切です。
■子育てサークルや公園
赤ちゃんや未就学児の子どもを連れていける子育て支援センターや児童館、公園も転居先のアパート周辺にあるか是非チェックしてください。
慣れ親しんだ場所から新しいアパートでの生活。慣れるまで目に見えるサインで出さずとも心に不安を抱えがち。うまく言葉では言い表せない乳幼児はもちろんのこと、保育園や幼稚園に入園が決まっていても、入園や終日保育の開始は引越し日から少し時間を要することが多いですので、気晴らしを兼ねて子育て支援センターや児童館、公園といったスポットに連れて行ってあげるのもオススメです。
これは、引越し作業で疲れが溜まり始めた保護者の方の息抜きにもなるでしょう。
こういったスポットで新しいコミュニティを築くきっかけにもなるので、子どもも保護者も新しい生活に向けた楽しみを一つ見いだせますね♪
■商業施設
子どもが必要とする必要最低限のアイテムを手荷物として分けておいても、急を要するアイテムって結構ありますよね。
環境の変化から子どもが体調を崩してしまうと、発熱時に使用する物。または、毎日欠かさず飲んでいる大好きな飲み物や大好きな食べ物など。
子どもが離乳食を始めているという方は、「普段作り置きして冷凍ストックしている離乳食が引越しに伴って無い。」なんてこともあるかと思います。
そんな時に市販の離乳食を買えるドラッグストアやスーパーは近くにあるか、入園や転園を控えている子どもの準備物を買える専門店はあるかチェックしておくと引越した後の少し先の生活においても安心ですね!
3.3:ご挨拶
引越した後に、隣や上下のお部屋にご挨拶に行く方は以前に比べると減っているのかもしれません。女性の一人暮らしで「防犯上、引越しの挨拶は控えている。」という方もいらっしゃると思います。
しかし、ここでは『子連れ引越し』における搬入後のやっておくべき事としてお伝えしています。というのも、前述のとおり環境の変化からの夜泣きを始め、今までと違うお部屋ではしゃいで走り回ったり、遊んだり。
音の感じ方は人それぞれですので、「子どもの泣き声や足音をうるさいと感じる方もいるかもしれない。」という点に考慮して、引越し後なるべく早くご挨拶に伺うと良いですね。
3.4:役所手続き
引越しはライフラインの手続き、免許証の住所変更、役所への転入・転出届の提出とやるべきことは山ほどありますよね。
『子連れ引越し』とは、大人にはない子どもだけの手続きがあるんです。例えば、児童手当や子ども医療費、乳幼児健康診査、予防接種。
お住まいになる自治体によって子育て支援の内容には違いがあり、手当や助成に関する手続きを早めに済ませるのも大きなポイントとなります。というのも、手続きには決められた日付や日数があるのを忘れてしまいがちですし、乳幼児健康診査や定期予防接種はスケジュールが設定されているものが多々あるからです。
「転出された市区町村の転出予定日の翌日から15日以内、または同月内に申請してください。」というように、幸手市でも引越しにより転入した場合も手続きを要します。
保育園や幼稚園の入園や転園を控えている方も、事前に空き状況や、転居先から園までのアクセス時間を下調べしておくと、新生活のスタートもよりスムーズに運びやすくなると言えるでしょう。
4:まとめ
以上、今回は『子連れ引越しのポイント!』をお伝えしました。
引越しは、単身者やカップル、夫婦二人暮らしなど、大人だけの引越しでも荷物の整理が落ち着いた頃にはどっと疲れがでませんか?
新しいアパートの生活に慣れるまでは「あれ?スーパーどの辺りにあったっけ?」、「コインランドリーに行きたいけど、自宅から近い所にあるのかな?」と周辺環境の様変わりにあたふたしてしまうシーンもありますよね。
環境の変化を特に敏感に感じがちな乳幼児を連れての引越し。
子連れ引越しを控えている方、いま妊娠中の方をはじめ、家族や親族に子連れ引越し予定の方がいるという方にも、本日の内容がお役に立てればと思います。