アパートの防犯対策されてますか?
新生活が始まった方も多いこの季節。
ワクワクする気持ちや楽しさを感じることが多くある反面、官公庁や企業などが公開している統計データ上、実は犯罪が増加する季節とも言われています。
そこで本日はアパートにおける防犯対策をお伝えしたいと思います。
対策すべき箇所やグッズもご紹介しますので、これを機に取り入れてみてはいかがでしょうか?
目次
1:アパートの被害率
アパートにおける犯罪被害で多くあるのが、盗難・いたずら・侵入窃盗・性犯罪。
主に多く起こるこれら4つの犯罪のうち、侵入窃盗におけるアパートの被害率ってご存知ですか?
令和2年に発生した侵入窃盗の件数が44,000件を超えており、このうち9.3%(およそ4,100件)は3階建て以下の共同住宅、アパートで発生したとされています。
2:侵入経路は?
侵入窃盗の侵入経路は主に玄関や窓。
TVなどのメディアで侵入窃盗に関する報道がされているとき、「え、4階の窓から侵入!?そんな高いところでも窓から入れるの?」と驚いたことありませんか?
1階のお部屋だと防犯意識が高く、2階3階と階数をかさねていくごとに「少しの間くらい大丈夫かな。」という隙が生まれがちです。
幸手市周辺は比較的高層マンションや高層ビルが少ないことから、「隣接する建物からベランダを伝って侵入することは無さそうだな。」という決めつけは禁物。
日中温かくなるこの季節は窓を開ける機会が多くなったり、開けている時間が長くなったり。また、新生活や新年度の疲れ・忙しさから施錠忘れが起きやすくなるとか。隣接する建物がなくても、通りや周辺の家からの死角を利用して、玄関や窓から鍵を壊したり、窓ガラスを割ったりして侵入することも考えられます。
3:防犯対策
毎日の暮らしのなかで、何気なくやっていること、忘れがちなこと。
気をつけたい4つをご紹介します。
3.1:施錠
ベランダの窓、お風呂やキッチンに設けられた小さな窓はもちろんのこと、玄関に至るまでしっかりと施錠すること。
というのも、朝のゴミ出しや駐車場の車の中から忘れ物を取ってくる間、「ほんの数分。すぐそこまで。」と施錠せずにお部屋を離れた経験はありませんか?
その数分の隙のうちに犯行に及んだり、一人暮らしかどうか等を把握するために中を覗かれたりする可能性も。
小さな窓も忘れずこまめに施錠!このひと手間は大切な防犯対策の1つです。
3.2:郵便物をためない
毎日こまめに広告や郵便物をチェックして受け取るの面倒だな〜と郵便物をためると、長期留守にしていると思われ、犯罪のターゲットにされる可能性も。
例えば侵入窃盗、少し前までは出くわすと犯人は逃げていくことが多かったとされていますが、近年では出くわしたことから更に被害が大きくなったという報道もありますよね。
郵便物をためてしまうと、長期留守と思われてターゲットにされるという懸念だけでなく、ポストに入りきれていない郵便物から氏名や電話番号などの個人情報が漏れてしまうことも考えられますね。
3.3:SNS投稿
いまや老若男女問わず利用されている方が多いInstagramやTwitterなどのSNS。
美味しかったお店や街中で見かけた綺麗な花、イベント時。色んなシーンでサッと投稿できる身近なツールになりました。
例えば、県外から越してきて「近くで友人を作りたい。」、「コミュニティを築きたい。」という名目からハッシュタグをつけて頻繁に投稿したりという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、位置情報をONにしたままの投稿や、自宅が特定できるような写りの投稿は犯罪防止からも避けたほうが良いと言われています。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、大人だけでなく子どもへの注意喚起も必要となりますね。SNSの投稿内容や位置情報について気をつけることも防犯対策の1つになります。
3.4:洗濯物
一人暮らしからファミリーまでベランダを活用するといえば、洗濯物を干す際ですよね。
しかし、侵入窃盗や盗難、いたずら、性犯罪とあらゆる犯罪のキーポイントにもなるベランダ。
干してある洗濯物は、一人暮らしなのかファミリー世帯なのか、大体の家族構成に加えて、性別の判別や把握もできる情報の1つになっていることも。
洗濯物の量や頻度、花粉症の有無によっても外干しを好むか、部屋干しを好むか違いがあります。洗濯物のすべてを部屋干しにするには、その分のスペースをお部屋に要するので、一人暮らし向けの間取りにお住まいの方には難しい部分も。
そんな時には、「下着や性別が分かる衣類は部屋干し、タオル類は外干し。」と、干す場所を使い分けるのも防犯対策の1つになるでしょう。
4:防犯対策グッズ
前述の通り、主な侵入経路は玄関や窓。
「玄関は必ず鍵を施錠して、ドアガードやドアチェーンも締めているからバッチリ!」、「窓はシャッターを閉めてから就寝している!」とそれぞれ防犯対策につとめている方も多いと思います。
その他、備え付けの設備以外にも、原状回復義務がある賃貸アパートでも気軽に取り入れられるグッズをご紹介したいと思います。
4.1:覗き見防止穴
訪問客が来た時、TVドアホンが備わっていないお部屋の場合、インターホンで応対したあとに、玄関のドアスコープから訪問客を確認するときにも使用されることが多いとされています。
ドアスコープって中にいる居住者だけが使っていると思いますよね。意外なことに、ドアスコープを通じて外からも家の中が覗ける方法があるとか。
そうすると大体の在宅時間といった生活ルーティン、居住人数、性別までも把握されてしまう恐れがありますね。
内側から360°回転可能なドアスコープカバーを取り付けると外からの覗きは防ぎつつ、中から使用したい時にはカバーをずらせばOKです!
4.2:センサーライト
侵入経路の1つであるベランダ。自宅でくつろいでいる時や家事している時、就寝中は侵入者にすぐに気がつけないことも。
ネジや工具が不要かつ設置が楽な三脚タイプのセンサーライトを用いてはいかがでしょう?静まり返った夜の犯罪。侵入者予防としてだけでなく、予測不可能なトラブルや災害時に懐中電灯としての使用もできます。
万が一の時にセンサーが明るく照らしてくれると、『防犯対策されている家』と認識され、犯罪を回避することに繋がるとも言われています。
4.3:補助鍵
主な侵入経路とされる玄関と窓。
備え付けの鍵はありますが、補助鍵を付けることで、さらなる防犯対策に。柱や壁に穴を開けずに設置できることから、工具をお持ちでない方も気軽に取り入れやすい防犯対策グッズとして、ホームセンターやネットショッピングでも購入可能なアイテムです。
シャッターが設けられていない窓に付けると、日中は仕事で不在にする方も、留守番しているお子さまにとっても、より安心ですね。
4.4:防犯アラーム
侵入窃盗する際に嫌がられたり、侵入を諦めたりするのは『音や時間』と言われています。
住んでいるアパートがホームセキュリティを導入しているケースはそう多くありません。個人契約するにも少し二の足を踏むことも。
そんなときにも賃貸アパートで設置可能な防犯アラームがあります。
窓への衝撃もしくは開放で反応するアラームや、どちらにも反応するタイプ、スマホで操作可能など機能にも種類があるため、ライフスタイルやアパート周辺環境にあわせたものを選ぶと良いでしょう。『念には念を!』、この意識は防犯対策において最も大切な考え方なのかもしれません。
5:まとめ
いかがでしたか?
新生活や新年度。心躍るだけでなく、慣れない生活への気疲れやうっかりした漏れも起こりやすくなっています。
その隙を突くかのように、この時期に増加する犯罪。
一人暮らしを始めた方はもちろんのこと、幸手市周辺の小学校に通われているお子さまのなかにも、進級を機に留守番を始めたなど新しい変化を迎えた方もいらっしゃいます。
うっかりしがちなことに改めて気を付けたり、防犯対策グッズを取り入れてみたり。
普段の何気ない一つひとつの行動も防犯対策に繋がります。
本日の内容を、ご自身だけでなく、友人、恋人、家族の方も含めて、いま一度『防犯』に関する対策を考えるきっかけとしてお役立てください。