アパートに入居しよう♪家賃保証会社とは?
「手狭に感じてきたから、今より広いアパートに引っ越しをしよう!」、「転勤になったから部屋探しを始めようと思う!」と色々な事情でアパート探しを始めるかと思います。
インターネットや店頭で物件をみていく際、”保証機関”もしくは”家賃保証会社”というワードを目にしたことがあるのではないでしょうか?
幸手市周辺でアパートをお探しのお客様からも「このアパートを借りたいけれど、保証会社って何?」と疑問のお声を頂戴することがあります。
以前こちらのコラムで賃貸契約〜これを準備しよう!〜をご紹介した際に、入居審査に係る内容のなかでも少し触れたことがありますが、本日は”家賃保証会社”について、より詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
1:家賃保証会社とは
少し前まではアパートを借りる際には連帯保証人をたてることが大半でした。
しかし目まぐるしく変化する現代社会。連帯保証人がいなくても賃貸物件への入居を手助けしてくれる、いわばセーフティーネットのような存在とも言われているのが家賃保証会社です。
家賃保証会社とは、賃貸物件において家賃などの滞納が発生したときに借主(入居者)に代わって貸主(大家さんや管理会社)へ滞納家賃の支払いを保証するといった『お金に関わる保証をする』という会社のことです。
2:家賃保証会社を利用する手順
2.1:必要な書類
家賃保証会社を利用する場合には、アパート入居の申込みのように書類のご用意をお願いされるケースがあります。
・家賃保証会社の利用申込書
・身分証明書(免許証や保険証などのコピー)
・収入を証明する書類(源泉徴収票や給与明細など)
フレンドホームでは身分証明書のご準備、外国人の方には在留カードのご準備をお願いしております。
2.2:審査期間
家賃保証会社の利用申込書はアパート入居の申込書と併せて、仲介業者(不動産会社)へ提出します。利用申込書は仲介業者(不動産会社)から家賃保証会社へと送られ、3日から遅くとも1週間以内には審査結果がでることが多くあります。
フレンドホームでの物件紹介を介した際の入居審査は早ければ当日、書類に不備があったといったケースを含めても1〜2日とスピーディーな入居審査が可能です♪
3:家賃保証会社にも種類がある
家賃保証会社については3つの種類があります。これから家賃保証会社を初めて利用する方も、それぞれの種類の概要や特徴をここで把握しておくと安心してお部屋探しができると思います。
①協会系
協会系とは”全国賃貸保証業協会”に加盟している家賃保証会社のことです。
この協会に加盟している家賃保証会社を利用した方々の履歴はデータベースで共有されており、それらを照会しながら審査します。
データベースへの登録期間は契約期間が終了してから5年です。
もし以前に滞納があった場合には、その返済が終了し、債務が消滅してから5年間とされています。
②信販系
信販と聞くと、クレジットカードを発行したことがある方には少し馴染みがあるワードではないでしょうか。信販系とは、クレジットカード発行事業をはじめとした信用取引を行う会社のことです。
審査時、クレジットカードの利用歴を含む信用情報を照会し、それらを元に延滞歴や自己破産の有無といった細かな内容を調べます。(信用情報については他社での情報も含まれています。)信用情報については信用情報機関に開示請求して調べることも可能です。
③独立系
独立系では、協会系や信販系のように延滞歴や自己破産の有無といった過去の情報などを照会せず、独自の審査基準を用いて審査する家賃保証会社のことです。前述の協会系や信販系に比べると審査が通りやすいと言われています。
4:家賃保証会社を利用するメリット・デメリット
近年、賃貸物件における家賃保証会社委託はかなりの増加傾向にあると言えます。
家賃保証会社を利用すると、メリットだけでなく、少なからずデメリットとなる面もあります。
4.1:メリット
・連帯保証人をたてる必要がない
「親に連帯保証人を頼みたいけど、高齢だから頼みづらい…」といった事情を抱えた方や、「親族は遠方に住んでいるから書類のやりとりは時間がかかるし大変!」というように、様々な環境下にてお住まいの方もいらっしゃるかと思います。
入居に関する手間や心配事もなくスムーズに手続きをサポートしてくれるのは大きなポイントですよね。
・入居審査に通りやすくなる
賃貸物件における入居審査の要は『家賃の支払い能力があるか』です。
しかし家賃保証会社が大家さんに対して家賃の支払いを保証してくれることで、収入が不安定な方も物件を借りることができる場合があります。
現在も続くコロナ禍においては、家賃保証会社を利用することで入居審査に通りやすくなることは、その後に控える引越し作業や役所などへの手続きも考慮すると、負担を軽く出来るかもしれませんね。
4.2:デメリット
・保証会社は自分で選ぶことができない
前述の通り、家賃保証会社には3タイプの種類がありますが、そのいずれかを自分で選ぶといったことはできない傾向にあります。基本的に家賃保証会社を決めるのは貸主であり、借主(入居者)が選べない場合が多くあります。
しかし、なかには家賃保証会社の選択肢が設けてあったり、プランを借主(入居者)が選べることもあるようです。自分が住みたいアパートはどんなタイプの家賃保証会社なのか、気になった方は大家さんや仲介業者(不動産会社)に確認してみるといいかと思います。
フレンドホームでも家賃保証会社について、お客様に選択いただく形は取っておりませんが、家賃保証会社についてご心配な点や気になることがあれば店頭スタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。
・金銭的な負担
賃貸契約時に保証料の支払いを要するため、敷金や礼金がしっかり設けてある物件に入居予定の方には保証料の金額もプラスとなり、初期費用がかさむということもあります。
転居には引越し料金が必要になったり、転居を機に家具・家電の新調を検討していたり。なにかと出費が続く予定の方は、その点には注意しておいた方がいいかもしれません。
・滞納してしまうと後々大変
もし家賃を滞納してしまい、家賃保証会社が大家さんへ支払った場合、支払われた分の金額は借主(入居者)に請求されます。速やかに支払いをしないと、信用情報に傷がついたり、訴訟トラブルになってしまったりすることもあると言われています。
「家賃を保証してくれる会社なんでしょ、じゃあ家賃の支払いが少しくらい遅くなっても大丈夫!」といった考えはタブーです。
入居中や退去した後も、借主・貸主双方ともに気持ちよく過ごせるように気をつけたいものですね。
5:まとめ
いかがでしたか?
ここ数年、連帯保証人ではなく家賃保証会社を利用して入居する物件は増加傾向にあります。
高齢化社会といわれるなかで、家賃保証会社を利用する方や、入居に関して家賃保証会社の利用を必須とする物件数は今後ますます増加の一途をたどることになると思います。
進学・就職・転勤というように、色々なタイミングや周期で色々なところへ転居することがありますよね。
家賃保証会社の概要やメリット・デメリットを理解したうえで、適切に利用していただけると、安心した毎日が過ごせそうですね♪