賃貸アパートの解約っていつまで?必要な手順を知っておこう!
以前こちらのコラムで入居の際の手順と必要な書類についてご紹介しました。
本日はその逆のパターンである『解約手続き』に着目した、解約手続きの流れと必要な手順について『いつまで』なのか、期日も交えてお伝えしたいと思います。
転勤や転職に伴う引越し、戸建もしくはマンションの購入などにより、様々なきっかけで訪れる賃貸アパートの解約。幸手市周辺の賃貸アパートにお住まいの方から、「いつまでに、どのような手順で解約手続きを進めていくのかよく分からない。」と疑問の声を頂戴することも多くあります。
バタバタと過ぎていく日常に加えて、新たな転居先を決めたり、解約手続きを進めたり、引越し業者を手配したり。ついつい忘れてしまいがちな部分もでてきますよね。
大きく以下3つの項目に分けて、必要な解約手続きと解約に伴う精算についてもお伝えしていきます。
目次
1:住んでいるお部屋の解約手続き
転居先が決まったら、管理会社もしくは大家さんに退去・解約の意志を伝えることが必要となります。『いつまで?』と疑問に思いますよね。多くの場合、退去・解約については引越し日の1ヶ月前までと期日が定められています。解約の意思表示方法と期日について、幸手市周辺の賃貸アパートは物件ごとに異なるため、入居前に渡された『賃貸借契約書』をご覧になるか、管理会社もしくは大家さんに問合せをすると安心ですね。フレンドホームでも、賃貸借契約書に日割り家賃についての内容を記載しております。
1.1:解約通知書(退去届・解約届け)
賃貸アパートにおける退去・解約は”解約通知書(退去届・解約届けと呼ばれることもあります)という書面による手続きを必要とする物件もあります。
入居前に渡された書類に準備されていたり、あらかじめ電話で管理会社もしくは大家さんに退去を申請して、その後に書類が郵送されてくるという場合もあります。
「転居を考えているけれど、このアパートの解約についての方法が分からない」といった方は、お早めに管理会社もしくは大家さんへその旨を確認しておくと「うっかり忘れてた(汗)」や「どうしよう!解約の期日を過ぎてしまった(泣)」とならずに済みますね。
フレンドホームでは、解約通知書は入居時にお渡しする書類とともにお渡ししております。
1.2:ライフラインなどに関する各種手続き
引越し作業に加えて、決まった期日までにやることが多くあると、どう順序立てるべきかも分かりづらいですよね。
お部屋の退去や解約以外に、見落としがちなライフラインに関する各種手続きも「どんな手続きが必要?いつまでに手続きすべき?」と不明確な内容が多くあります。是非チェックしてください!
まず、各種ライフラインについては各所へ連絡して転居の手続き等をします。
電話の他にインターネットで手続きが可能なケースもありますので、ご自身の生活スタイルに合わせた方法で手続きを進めていくと安心ですね。
ちなみに手続きの申込みは退去の1週間前までが目安となっていることが多くあります。
転居がきまったら、下記の10項目を忘れないようメモに留めておいていただければと思います。
・水道
・ガス
・電気
・インターネット
・固定電話
・新聞
・NHK
・役所での転出届・転入届
・郵便物の転送届
・ネットショッピングを使用される方は新住所への変更手続き
(転居後に次回のご利用を予定されている場合)
2:退去立ち会いと鍵の返却
退去は次に住むお部屋へ移動して終わり!ではありません。
借りていたお部屋は賃貸物件で、次に誰かが住み、大家さんからお借りしていた大切なお部屋です。解約や引越し作業と同様に、準備した方が良いことや注意しておきたい点はありますので、下記をご覧になり、慌てることがないよう備えていただければと思います!
一般的に退去立ち会いは、管理会社が行います。
立ち会いについて『いつまで?』という明確な日付の規定はありませんが、ガス会社の解約に伴い、ガス栓を閉める作業が完了し、荷物の運び出しが終わっているお部屋であることが前提となります。つまりは、ライフラインを止め、お部屋の中に荷物が一切ない状態で行われることが通例です。
ただ、引越しが春や秋といった、いわゆる繁忙期ですと日程の調整が困難なこともあるため、引越しの日時が決まったら立ち会いの日程を早めに調整することをオススメしております。
2.1:退去の立ち会いの事前準備
住んでいたお部屋から荷物の搬送が済んだら、一度お部屋を軽く掃除しておくと良いでしょう。掃除といっても荷物を運び出したあとは埃などが舞いやすいので、それらを軽く取り除く程度でOKです。
また、返却は入居時に渡されていた鍵だけとは限りません。
備え付けのエアコンやモニター付きインターホンなどの設備にはリモコンの他に、取扱説明書があることが多いので、そちらも併せて揃えておくと作業がスムーズに運ぶかと思います。
2.2:退去の立ち会い時に注意すること
退去立ち会い時のチェックは、お部屋の壁や床に傷や汚れがあるのかといった点を注視されます。入居したときには既に存在した傷や汚れに関しては、入居時に写真といった記録に残しておき、自分が付けた傷や汚れでないことを退去立ち会いの際に伝えられるようにしておくと良いかもしれません。
フレンドホームでは入居前の鍵の受け渡し時などに、あらかじめ『入居時室内確認書』という書類をお渡しし、入居して「ここに、こんな感じの傷or汚れがついている」といった点をお客様から申告していただけるようにしております。こういった傷や汚れに関しては原状回復費用といったお金に係りますので、トラブルにならないよう、お客様が気持ちよく退去できるようにと設けた書類です。
この書類をご記入いただいた後は、入居から14日以内に返信用封筒で返送をお願いしております。店舗に足をお運びいただくお手間はおかけしませんので、転居に伴って忙しい日もどうぞご安心くださいませ。
3:敷金や家賃の精算
前もって支払っている敷金や家賃。これらはどうなるのでしょう?
次の転居先への初期費用や引越し料金と出費がかさむと、少しでも返ってこないかなぁ?と気になりますよね?
こちらについても下記にまとめてみました。
3.1:敷金の精算
住んでいたお部屋に敷金を支払っていた場合、修繕費や清掃・クリーニング代は敷金から補填されます。それらの費用を差し引いた金額は後日返還されます。
清掃代を抑えるために、キッチン周りの油汚れや水回りといった汚れが蓄積されやすい箇所は、日が経つほどになかなか汚れが取れにくいこともありますよね。引越し目前に「コンロの汚れが全然取れない!荷造りもあるのに(泣)」とならないように、日頃から少しずつ清掃しておくと良いかもしれません。
3.2:家賃の精算
引越しの日時は個人差がありますよね。月の上旬や中旬、末日に引越しというように、退去の日付が必ずしも末日とは限りません。
家賃については日割り計算が可能なお部屋と、そうでないお部屋もありますので「借りている部屋は日割り計算してくれるのか分からない!」といった方は、賃貸借契約書をご覧になるか、管理会社や大家さんに問合せてしておくと安心ですね。
もし、家賃の日割り計算が可能であれば、差し引き金額は敷金と同様に後日返還されます。お金に関する事柄はトラブルを招く要因にもなりかねませんので、前もって把握しておくと安心して引越し作業を進められたり、転居先での新生活を気持ちよくスタートしたりといったことにも繋がるかと思います。後味が良くない思い出にならないよう気をつけたいものですね。
4:まとめ
入居とは逆の『退去に伴う解約』についてお伝えしました。
入居時に必要となる手順や手続きが存在するように、退去に伴う賃貸アパート解約にも必要な手順と手続きがあります。
忙しい毎日を送る中での色々な手順や作業は、「いつまでだっけ?」と、うっかり忘れがちになるもの。
退去当日にバタバタ、転居先でもアタフタしてしまうと余計に疲れちゃいますね。
住んでいるお部屋や、新たに住む転居先のお部屋で皆さまがより快適に過ごせるよう、本日の内容が一つの参考材料になれればと思います。