賃貸でもできる!効率的な暑さ対策
梅雨入りし、気温・室温共に高い日が増えてきましたね。
幸手市の7~8月の最高気温は35℃以上を超え、とても暑いです。
電気料金が上がり続ける中で、できるかぎりエアコンの使用は抑えたいところ…
今回はエアコンをつける前に、賃貸アパートでもできる効果的な暑さ対策についてお伝えしていきたいと思います。
目次
1.部屋の中が暑くなる原因
戸建と違って賃貸アパートの場合、角部屋でない限り窓が一方向にしかない間取りが多いです。そのため、風が通りにくく熱がこもってしまうことで部屋が高温になりがちです。
また、空気の性質上、暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下に溜まるため上階の方が暑いと言われています。それに加え、1階建て以上の賃貸アパートの場合、昼間のギラギラとした太陽の日差しを受けた屋根から伝わる熱で、上の階にいくほど暑さが増してしまいます。
2.部屋の暑さ対策
様々な原因によって部屋は暑くなってしまいますが、エアコンをつける前に暑さを和らげる方法・エアコンで効率的に部屋を冷やす方法をお伝えしていきます。
2.1:窓を開ける
当たり前のことのように思いますが、締め切った部屋にいきなりエアコンをかけても、部屋にこもった熱があるのでなかなか部屋が冷えません。
まずはすべての窓を開けて、部屋にこもった熱を逃がし空気を入れ替えましょう。換気後、エアコンを使うことで、早く部屋を冷やすことができます。
2.2:キッチンの換気扇を回す
もし、部屋に窓が一方向にしかない場合は、窓を開けてキッチンの換気扇を併用すると風の通り道ができ、部屋にこもった熱を逃がすことができます。
2.3:サーキュレーター
窓の外に向けてサーキュレーターを使うと、直線的な空気の流れが生まれ、扇風機よりも早く部屋の熱気を窓から排出することができます。
サーキュレーターは室内の空気を循環させ、温度差をなくすためにも使えるので、1台あると便利です。ただし、製品によっては音が大きく感じるものもあるので購入する際は静音性の高いものを選びましょう。
2.4:遮光・遮熱カーテン
外から侵入してくる熱の70%以上は「窓」からだと言われています。
賃貸アパートでも手軽に窓からの熱を遮断するのにおすすめなのが遮光カーテンです。
カーテンには遮光や断熱などいろいろな機能がついていますが、遮熱カーテンがおすすめです。夏は窓から入ってくる熱を遮り、室内の温度上昇を抑え、冬は室内の温度を保温して温度が下がらないように保ってくれます。
2.5:遮熱シート
遮熱シートは太陽光を反射させて太陽の熱が室内に入らないようにします。
フィルムタイプと粘着タイプがあり、粘着タイプの場合、貼り付けた後が残ってしまうこともあるので、賃貸アパートの場合は水で張り付けるフィルムタイプがおすすめです。
ただし、窓ガラスによっては遮熱シートを貼り付けられないものもあります。網入りガラスにシートを貼ると、ガラスとワイヤーの間に温度差ができ、ガラスが割れてしまう危険性もあるので注意が必要です。
2.6:すだれを設置
窓付近やベランダにすだれを設置することで、室内の温度を和らげることができるのでおすすめです。
すだれは日光を遮るだけでなく、風を通す特性があります。立てかけるタイプもあるので設置に手間がかからないのもいいですね。
2.7:打ち水
ベランダに水をまくと、周りの空気の熱を下げることができます。
ただし、ベランダの地面が熱いときに打ち水をすると、水が一気に蒸発するため、湿度が上がり、かえって蒸し暑く感じてしまうこともあります。打ち水をするのは比較的涼しい朝方や、気温が下がり始めた夕方頃にするのが効果的です。
賃貸アパートの場合、下の階に水が流れてしまうこともあるので少しずつ様子を見ながらまきましょう。
3.熱がこもりやすい部屋の特徴
熱がこもりやすい部屋と、そうでない部屋の違いはあるのでしょうか。
もし、これから賃貸アパートを探される方は、以下の特徴に気を付けて物件を探されることをおすすめします。
3.1:窓が一方向
窓が一方向にしかない部屋は風通しが悪い為、熱がこもりやすくなってしまいます。
もし、すでにお住まいのお部屋に窓が一方向しかない場合は、上記でご紹介した「換気扇を回して風の通り道を作る」ことを試してみてください。
3.2:西向きの部屋
西日が当たる部屋は、ほかと比べて暑苦しいと感じます。
朝から太陽の日差しを浴び続けた地面や建物は、どんどん熱を吸収し、夕方、建物から放出される熱を感じるタイミングで日差しが入る為、余計に暑く感じられます。また、一日の疲れがたまった夕方は体力を消耗し余計に日差しの暑さを感じてしまうと言われています。
3.3:部屋の階数が最上階
防犯上は安心の上階ですが、屋根に当たる直射日光が室内に伝わり、上階になるほど部屋が暑くなってしまいます。
3.4:RC造(鉄筋コンクリート造)
賃貸アパートに多いのは木造かRC造の建物です。
RC造は木造に比べて気密性が高いため、熱が溜まりやすく溜め込んでしまい室温があがりやすいです。デザイナーズ物件によくあるコンクリートのうちっぱなしの部屋は熱がこもりやすいです。
しかし、気密性の高さからエアコンは効きやすいので、一度部屋が冷えれば快適に過ごすことができます。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、夏本番前に賃貸アパートでもできる暑さ対策についてお伝えしました。
実践できそうなものはぜひ取り入れてみてくださいね。
電気料金の高騰で、できればエアコンは最終手段にしたいところですが、暑くてたまらない時は無理せずエアコンをつけるのが一番です。その際には、効率的にお部屋を冷やすためにまず熱い空気を逃がすために換気を行いましょう。