久喜市ってどんなところ？

埼玉県の北東部に位置し、幸手市、杉戸町、宮代町と隣接する久喜市。

豊かな自然に恵まれつつ、都心からのアクセスに優れており、大型のショッピングモールが点在する久喜市は、特に子育て世帯から注目されているエリアです。

久喜市へ引越しを控えている方も、引越しエリアをどこにしようか検討している方も、どんな特徴や特色がある街なのか気になりますよね。今回は久喜市について詳しくお伝えしたいと思います。

1：久喜市とは？

平成22年（2010年）に久喜市、菖蒲町、鷲宮町、栗橋町が合併し、現在の久喜市が誕生しました。

人口は約15万人。人口の多さは、埼玉県内で11番目となっています。

久喜市内には、東北道の久喜IC、圏央道の白岡菖蒲ICがあることから、車を利用して遠出するのに便利なだけでなく、企業誘致にも積極的になれる強みを持った街とも言われています。

それぞれのエリアにはどんな特徴があるのかご紹介していきます。

1.1：久喜地区

久喜地区は利便性の高いエリアです。

「久喜駅」はJR宇都宮線（東北本線）と東武伊勢崎線の二路線を利用できます。

また、「久喜駅」から「東京駅」まではおよそ1時間前後、「上野駅」までは1時間以内ととても便利です。

便利なのは交通だけではありません。

久喜地区にはアリオ鷲宮店やイトーヨーカドー久喜店など買い物に便利な施設があり、飲食店も豊富です。

1.2：菖蒲地区

菖蒲地区は自然が豊かなエリアです。

「久喜菖蒲公園」は自然の中で様々な体験ができる公園です。東京ドームの約6.8倍ある池ではボートや釣り、BBQを楽しむことができます。池のほとりには写真映えする誰もが一度は憧れる「ピンクのドア」も。その他にもツリーハウスやスケートボードエリアなどお子様と一日遊べる公園となっています。

また、菖蒲地区には「モラージュ菖蒲」という大型ショッピングモールがあります。

1.3：栗橋地区

栗橋地区は歴史と革新が混在するエリアです。

源義経の内妻であった静御前の墓と伝えられる史跡や、江戸時代には関東三大関所の栗橋関所がおかれ日光街道の宿場町としての歴史があります。

歴史ある栗橋地区ですが、現在、南栗橋エリアでは産官学連携による次世代型のまちづくりプロジェクトが進められています。

栗橋地区には「栗橋駅」と「南栗橋駅」があり、利便性もあります。

「栗橋駅」はJR宇都宮線（東北本線）と東武日光線の二路線を利用できます。

「南栗橋駅」は東武日光線の起点終点駅となっていて、伊勢崎線経由で東京メトロ日比谷線・半蔵門線に直通となっているので、始発駅から都内へアクセスできるのでとても便利です。

1.4：鷲宮地区

鷲宮地区はアニメの聖地として有名なエリアです。

アニメの聖地として有名になった「鷲宮神社（わしのみやじんじゃ）」ですが、関東最古の大社といわれるほど古い歴史をもつ、久喜市を代表する神社です。

国指定重要文化財や国指定重要無形民俗文化財、県指定有形文化財など実に多くの文化財を有する鷲宮神社。日常の喧騒を忘れさせてくれる広々とした境内も魅力の一つです。

ほかにも、埼玉県有数の名湯といわれる「百観音温泉」は露天風呂・内風呂・貸切風呂（家族風呂）・炭酸泉・寝湯と豊富なタイプの温泉が楽しめます。

鷲宮地区には東武伊勢崎線「鷲宮駅」があります。

2：久喜市の家賃相場

賃貸物件をお探しの方にとって、引越し前の事前情報として気になる点は、家賃や駐車場の具体的な金額ですよね。お部屋探しをするときに重要な一つである『家賃の把握』や、それに基づく『おおまかな初期費用の把握』にも下記の金額をお役立てください。

家賃

■1K〜1LDK：50,000円前後〜59,000円前後

■2DK〜2LDK：53,000円前後〜80,000円前後

■3DK：59,000円前後

 

ちなみに駐車場代は駅に近いか、駅から少し距離があるかによって金額が前後します。

駐車場代

■駅近：10,000円前後

■駅から少し距離がある：5,000円前後

 

家賃や駐車場代については築年数や敷地内駐車場かどうかによっても、物件ごとに値段が異なります。

また、1市3町が合併している久喜市はエリアによっても値段が異なります。

3：久喜市の魅力

久喜市についてSNSやTVを通して、ご覧になったことがある方も多いかもしれません。

魅力たっぷりの久喜市。ここでは、そんな久喜市の魅力を5つの項目に分けてお伝えしていきます。

 

3.1：彩りを感じられる四季

それぞれの街には、話題になるスポットが数多く存在しますよね。

久喜市は、緑豊かな自然が豊かな街です。心身の癒やしにも欠かせない四季の移ろいを身近で楽しめます！

春には桜、れんげ、藤、ポピー。夏には花しょうぶ、ラベンダー、萩。秋にはコスモス、イチョウ。久喜市の花はコスモス、木はイチョウです。このイチョウについては、市指定文化財（天然記念物）である清福寺の大イチョウは見応え抜群とのお声も多いとか。

お花にちなんだお祭りも多く開催される久喜市。お祭りに参加したり、旬の物を見たり味わったり。いろんな方法で四季を楽しめるのは、とっても魅力的です。引越後の毎日の生活にも楽しみが増えますね♪

3.2：歴史と伝統

久喜市には栗橋地区や鷲宮地区といった歴史あるエリアがありますが、その他にも歴史と伝統を感じられるものが。

それは「お祭り」。ここ数年は開催中止や規模縮小での開催が続いていますよね。

久喜市では、年間およそ29項目のお祭りやイベント（開催中止や規模縮小を含めて）が開催されています。

その中でもご存知の方も多い有名なお祭りといえば、200年以上の歴史を持つ『久喜の提灯祭り』。毎年7月12日、18日に久喜駅西口を中心に開催されるお祭りです。

7台の山車が両日曳き回され、昼は『人形山車』、夜は『提灯山車』と、昼と夜によって異なる姿を楽しませてくれます。また、山車1台あたりに付ける提灯の数は日本一！

同じ久喜市、清久地区で行われる『上清久提灯祭』は7月15日前後の日曜日に開催されるお祭り。両祭りともに夜の部では500個もの提灯を付けた山車や、山車同士のぶつけあいもあり、昼の部では一体ずつ異なる人形を乗せた山車を、夜の部ならではのきらびやかさ、賑やかさをも楽しめます！

3.3：高い利便性

上記でもお伝えした通り、久喜市内には、JR宇都宮線（東北本線）、東武日光線、東武伊勢崎線の3路線5駅があり、抜群のアクセス力を誇ります。

電車以外にも。平成27年に圏央道が全線開通したことで、都心部を経由せずとも関越道や中央道、東名高速にもアクセス可能！さらに、平成29年には茨城県境古河IC〜つくば中央IC間が開通し、常磐道に加えて成田空港へのアクセスにおいても大変便利になりました。

出張が多い方はもちろんのこと、県外から転居してこられる方にとっても高い利便性は重宝しますよね。

高い利便性は移動といったアクセス面だけではありません。

久喜市内には大きな商業施設からスーパーに至るまで実に多くの施設が久喜市内に揃っており、食料品や日用品などの毎日のお買い物も便利です。

高い利便性はこれらだけではないんです！なんと、今年の2月20日から移動スーパーの実施が開始されました。お車をお持ちでない方や運転に不安がある方、色んな事情からなかなか買い物へ行けない方も安心ですね。

3.4：子育て支援

街はどんどん進化しており、街並みだけでなく、日経グループが調査した『共働き子育てしやすい街ランキング』で埼玉県内1位を獲得したこともあり、子育て支援が充実した市として、街の動きも進化し続けています。

久喜市内には保育園（公立や私立問わず、小規模・こども園含む）44箇所、幼稚園は14箇所、公立の小学校は22校、中学校は10校。

令和5年4月1日時点で2年連続待機児童はゼロです！

サービス業や医療機関にお勤めの方は、平日のみならず日曜日や祝日に出勤を要する事が多くありますよね。「日曜日や祝日は保育園に預けられない。」、「親族が近くにいないから親族に預けることもできない。」と、共働きの方には日曜日や祝日の出勤は子どもの預け先について悩むことも多いですよね。久喜市では子育て支援の一環として、休日保育を受け入れている保育所もあります。妊娠前から妊娠中〜産んだ後と、長いスパンでサポートしてくれる体制が設けられていると言えるでしょう。

3.5：治安の良さ

住んだことがない街、知り合いがいない街の治安について事前に情報を把握しておくのは難しいですよね。

今から13年前に1市3町が合併した久喜市。「人口が増えるとその分、治安も悪くなるのでは？」と危惧する声もあると思います。

昨年（令和5年4月〜11月）の久喜市の犯罪率は5.8、埼玉県全体の平均率6.2を下回る結果となりました。

埼玉県72市町村中、犯罪の認知件数・犯罪率(令和5年中)・暫定値の順位は 29位でした。

子育て中の方、子どもが巣立って夫婦二人暮らし、ひとり暮らしとあらゆる家族構成でお住まいになっている方々、老若男女問わずに『治安の良さ』は住みやすさを適えてくれる欠かせない環境ですよね。

4：まとめ

いかがでしたか？本日は子育てしやすい街として高い評価を受けている久喜市についてお伝えしました。

出張が多い方、実家の帰省に新幹線や高速道路を利用する方、子どもが大きくなったときに通学経路としても「アクセスが良いエリアに予め住んでおきたい。」とお考えの方、皆さんの生活スタイルや希望条件は多岐にわたります。

高い利便性や緑豊かな街並みは、長い目で見ても魅力的な街の特徴と言えるでしょう。

充実した子育て支援だけでなく、移動スーパーが市内の各所を巡ることは、幅広い年代の方へ日々の生活のサポートとして、少子高齢化が進む現代で大切な役割を担っていますよね。

久喜市への引越しを控えている方も、次の引っ越しエリアをどこにしようか検討中の方も本日お伝えした久喜市の特徴を事前情報として役立てていただければと思います。